京都・草喰料理なかひがし 2004.5.15

by bonbon
Edited by xivfreak






ちょうど、夕刻の5時に銀閣寺道に到着。 予約の6時にはまだ時間があるので、銀閣寺参道のお土産屋を物色しながらウロウロ。ようやく10分前くらいに、お店の前に。
お店の前の銀閣寺派出所交番の赤色燈もあざやかに見える頃、玄関をくぐります。向かって左に調理場、手前に12席のカウンター席が並びます。奥には個室が一つ。
ようやく、予約が取れて来れました。(ちなみに、5月の予約は、4月1日の朝8時から受け付けます。
もちろん、電話がかかるのは奇蹟に近いくらい) 自分達は、2番目の入店で、すでに東京から来たというご婦人の4人グループが隅に。調理場には、主人が仕込みを。
後ろには、「おくどさん」というご飯を炊くカマは2つ。その横は、備長炭と思しき炭火。
いよいよ夕食が始まり、まず八寸と向こう付けの膳を主人が自らお客さん一人一人に出します。カウンターと調理場の距離もまずまず。
その丁度よい距離のせいか、仕込みや盛り付けに動かしている包丁や箸の動きがあまり感じられません。
脇目で主人の使っている包丁の彫金を見ると、錦市場の包丁店「有次」の文字が・・・


*草喰(そうじき)料理:山野草や野菜を主体にしたお料理とのこと。




    

(左)八寸。出されたあと、主人が盛っている内容を説明。 葵祭りのこの日は、ほていあおいの葉をあしらった内容。(せりの湯葉焼き、桜のチップで燻製したホタルイカ、醍醐をまぶしたそら豆、たんぽぽのおひたし、初カツオ焼き、ちまき風に竹の葉でくるんだ鯖寿司、タケノコ木の芽あえといった盛り付け)もちろん、お飲み物は?に対しては、お酒を冷でのお約束のとおり。おもむろに出てきたお酒は、京都の地酒「嵯峨の月」の純米吟醸。
(右)お椀物。京都らしく、白味噌仕立ての野三つ葉のお吸い物。お椀の中には、「そばがき」。「これが、白味噌!!」と驚くくらい、味噌を感じさせない味。なんか、きのこのポタージュを飲んでいるようで・・・ふうふう言いながら、一気に飲んでしまいました。





    

(左)若鮎の焼き物。骨と胴体がきれいに分けれるくらい香ばしく焼いており、この時点ですでに冷酒をグイグイ。美味い。
(右)ぜんまいの巻物(そば寿司みたいに海苔で巻いてある)と、タコの焼き物に京人参の花を添えたもの。これも、絶品。








    

(左)幼鮎のやわらか煮・・・・・・・これも絶品。骨も意識せず食べられます。本当に柔らかく、口に含んで冷酒を流し込むと、これまた。
(右)2つめのお椀物。五月なので、鯉の切り身の焼き物(浮いているのはじゅん菜です。ツルツルっとした食感)が入ったお椀とのこと。
出汁が効いてて、これまた絶品。鯉の切り身も、言われなければ白身魚と変わりなく、あまり意識せずにいただけます。







    

(左)箸休めは、たにし。長めの串を添えて出てきます。ホジホジしながら、6こをいただきました。むかし食べた記憶があるのですが、このときは土臭かったような覚えが。
なんとなく、佃煮のようでした。ちょっと甘辛の味。
(右)ふきとコゴミなどの山菜の炊き合わせ・・・・・・・・(鯉の子の甘辛煮を添えて)。盛り付けの器は、いけばなで使うような、これまたナントカ焼きの窯の作品なんでしょう。








    

(左)琵琶湖の大うなぎ。・・・・・これも、何度もタレにくぐらせて焼き、一口大(大きくもなく、小さすぎずの程よい大きさ)に切り、その上に新タマネギと葱坊主の花をまぶしたもの。
いっしょに、口に運ぶと・・・これまた絶妙。
(右)季節の天ぷら。ビックリしたのは、天ぷらの具に「ツツジの花」を使っていたこと。苦くも辛くも無くパリパリでさっぱりした味。天ぷらの薄ごろもと調和して、ぼんやりした朱色。
ほかに、木の芽や山野草を使っています。







    

(左)でメインは、なんと!豚肉とか。ぜんまいを豚肉で巻いて、じっくり焼いて切り分けてくれました。付け合せには、大徳寺納豆とピーナッツを一緒に炊いたものだそうで、これだけ
でも日本酒が進みます!で付け合せの塩がこだわりだそうで、大西洋の塩。(翌日、三条の明治屋で発見。)板に海水を浸して、天日で乾して結晶したのを集めたものとか。
(右)酔ったのか何だったかすっかり忘れました。






    


(左)最後の締めくくりは、お漬物(すぐき等)、なっとう、味噌汁、めざし一匹、と「おくどさん」という釜で炊いたごはん。ご飯は主人自ら、お茶碗によそってくれます。2杯目は、おコゲをのせて。
(右)デザートは、朝摘みイチゴと夏みかん、抹茶のアイスに真珠豆が一粒のせた甘味。それと、京番茶。(煎り番茶なので、なんとも香ばしい匂い)




最後に、タクシーを待っているときに、ここの主人自ら作る「そ」と大黒豆が出されました。この「そ」(酉禾)ですが、牛乳を煮込んで固まったものだそうで、まさにチーズのよう。
「そ」(酉禾)・・・画像撮りわすれましたが感じとしては、三角形に切ったレーズンバターのような食感。口に含んで、鼻から呼吸すると確かに乳清のような・・・
今回お会計はコースで一人15,000円。(おまかせコースで平均予算は昼5000円〜、夜10000〜)お酒とあわせて、二人で帰りの京都駅までのタクシー代を入れても
「片手でお釣りが少々」といったところ。料理もさることながら、「おもてなし」の真髄を受けた感動とあわせて、これはもう金額の云々ではないという言い表せない会心の膳。
これで、約2時間半。この味を誰かに食べさせてあげたいなあ。と、しみじみ思わせるほどの献立とおもてなしでした。 で、本当の感動は配車してもらったMKタクシーに
乗り込むとき、お店の外までご主人がお見送り。これまた感動。お会計の頃に、ご主人からお客さん一人一人にお店の名刺を。最近の文芸書に「世界の中心で愛をさけぶ」
というのがありますが、食べたあと心から「美味かった」と本当に感じさせてくれるお店でした。 ちょうど、一日もった天候もこの頃から雨。

















京・葵祭り見物


・・・・・・これも草喰(そうじき)料理「なかひがし」の前菜だったのかも?



    

京都御所・建礼御門前の観覧席(2千円)から見学。
(左)席から堺町御門方向を














    












金戒光明寺から5分ほど北にある「真如堂」の東山三十六峰を借景にした「涅槃の庭」



葵祭りを御所で見学した後、丸太町通りをh岡崎方面東大路通りへ歩き、「金戒光明寺」そして
「真如堂」を観て
銀閣寺方面へ白川通りを歩き「なかひがし」へと巡る旅でした。








         


























































































































































































































































































































































































































































































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